OTC対応薬局の探し方と事前に知っておきたいこと
·執筆・編集責任: 加藤 琢也 (薬剤師・Rescue Pill運営責任者)
公開一次情報をもとに、薬剤師である運営責任者が一般情報として作成・確認しています。外部の医師・医療機関による医学監修は受けていません。 運営者・編集・訂正方針を見る
OTC販売に対応する薬局・店舗とは
2026年2月2日から、緊急避妊薬は要指導医薬品として、厚生労働省の要件を満たす薬局または店舗販売業の店舗で処方箋なしに販売されています。販売時には、販売可能な薬剤師による確認・説明と、店頭での面前服用が必要です。
対応する薬局・店舗の探し方
1. Rescue Pillで候補を探す
Rescue Pillでは、厚生労働省が公表した一覧をもとに、都道府県・店舗名・住所から候補を検索できます。
2. 厚生労働省の最新一覧を確認する
「販売可能な薬局・店舗一覧」は2026年7月1日に更新されています。追加・削除があり得るため、公式ページでも更新日を確認してください。
3. 来店前に電話する
一覧への掲載は、現在の営業、在庫、販売可能な薬剤師の勤務を保証するものではありません。来店前に次の点を確認してください。
- 当日の在庫
- 販売可能な薬剤師が対応できる時間
- 受付方法と必要な持ち物
- 価格と支払い方法
店舗を選ぶときの確認点
- 受付時間 - 営業時間内でも販売対応時間が異ならないか
- 説明を受ける場所 - プライバシーに配慮した場所で説明を受けられるか
- アクセス - 服用までの移動時間を見込めるか
- 在庫・薬剤師の勤務 - 来店直前に電話で確認できたか
購入時の流れ
Step 1: 本人が来店する
購入する本人が来店し、「緊急避妊薬を購入したい」と伝えます。代理購入はできません。
Step 2: 薬剤師の確認を受ける
プライバシーに配慮された場所で、適正使用チェックシートなどを用いた確認を受けます。次は質問される可能性がある内容の例で、実際の質問や確認方法は状況によって異なります。
- 性交があった日時
- 最終月経の時期や妊娠の可能性
- 治療中の病気、アレルギー、服用中の薬やサプリメント
- 本人の年齢や服用後の確認方法
Step 3: 説明を受ける
服用方法、服用後に起こり得る症状、3週間後の妊娠確認、必要な場合の受診について説明を受けます。分からない点は、その場で薬剤師に確認してください。
Step 4: 購入し、その場で服用する
代金を支払い、1錠を薬剤師の面前で服用します。現行のOTC販売は、持ち帰って後で服用する運用ではありません。
Step 5: 服用後の確認をする
生理の有無だけで判断せず、服用から3週間後に妊娠検査薬または医療機関で妊娠していないことを確認してください。
持っていくもの
- 薬局・店舗から案内されたもの
- 確認した支払い方法に合うもの
- 服用中の薬やサプリメントが分かるもの(該当する場合)
よくある質問
Q: 本人以外が代わりに買えますか?
A: いいえ。購入して服用する本人が来店し、薬剤師の確認と説明を受けます。
Q: 年齢による販売禁止はありますか?
A: 全国一律の年齢制限はありません。ただし、16歳未満の方には産婦人科・小児科への相談が勧められます。
Q: 予約は必要ですか?
A: 店舗によって異なります。在庫、販売可能な薬剤師の勤務、受付方法を来店前に電話で確認してください。
まとめ
公式一覧とRescue Pillの検索結果は、来店先を探すための候補情報です。掲載や時間外連絡先の表示だけで販売可能と判断せず、移動前に電話で当日の状況を確認してください。
Rescue Pillの2026年7月1日版データについて
Rescue Pillが厚生労働省の2026年7月1日版Excelを加工し、削除対象として示された行を除外して集計した結果、検索対象は15,304件です。そのうち、時間外連絡先欄に連絡先情報が入力されているものは2,660件でした。これはExcelの欄に値がある件数をRescue Pillが数えたもので、実際に連絡がつくことを確認した件数でも、厚生労働省がリアルタイムの販売可否を集計した数字でもありません。
時間外連絡先が表示されていても、現在つながること、営業中であること、在庫があること、販売可能な薬剤師が勤務していることは保証されません。厚生労働省も来店前の電話確認を案内しています。
プライバシー、販売記録、繰り返し購入
- 販売場所にはプライバシーへの十分な配慮が求められますが、すべての店舗に個室があるという要件ではありません。
- 販売した薬局・店舗では、販売時に使用した適正販売チェックシートと販売記録を、販売から2年間保存する運用です。これは販売した薬局・店舗での記録保存であり、Rescue Pill上のセルフチェック回答の取扱いとは別です。
- 短期間の繰り返し購入は、一律の購入禁止ではありません。現行通知では、3か月以内に2回以上の購入を一つの目安として、産婦人科・小児科への相談を勧める運用です。
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